DTM必須!UAD 1176 Classic FET Compressor完全攻略ガイド
こんにちは!DTMクリエイターの皆さん、UAD 1176 Classic FET Compressorはもう使いこなしていますか?
1176は、伝説的なコンプレッサーとして、数多くのレコーディングで愛用されてきました。そのサウンドは、力強く、パンチがあり、音楽に深みを与えることで知られています。
しかし、1176は奥が深く、使いこなすにはちょっとしたコツが必要です。
そこで今回は、UAD 1176 Classic FET Compressorの使い方を徹底的に解説します!この記事を読めば、あなたも1176をマスターし、サウンドをレベルアップできること間違いなし!
UAD 1176 Classic FET Compressorとは?
UAD 1176 Classic FET Compressorは、Universal Audio社が開発した、1176コンプレッサーのプラグインです。
1176は、1960年代にBill Putnam Sr.によって開発された、FET(Field Effect Transistor)を使ったコンプレッサーです。
その独特なサウンドは、多くのエンジニアやプロデューサーに愛され、現在でも多くのレコーディングで使用されています。
UAD 1176 Classic FET Compressorは、この1176のサウンドを忠実に再現したプラグインです。
なぜDTMで人気なのか?
UAD 1176 Classic FET CompressorがDTMで人気を集める理由は、以下の点が挙げられます。
- 伝説的なサウンドを手軽に再現できる
- プラグインなので、場所を取らない
- ソフトウェアなので、複数のトラックに同時に使用できる
- オリジナルのハードウェアに比べて、価格が手頃
これらの理由から、UAD 1176 Classic FET Compressorは、DTMユーザーにとって非常に魅力的なツールとなっています。
どんなサウンドが得られるのか?
UAD 1176 Classic FET Compressorは、主に以下のようなサウンドを得意としています。
- パンチのあるサウンド
- 力強いサウンド
- 奥行きのあるサウンド
- 存在感のあるサウンド
これらのサウンドは、ロック、ポップス、R&Bなど、様々なジャンルの音楽にマッチします。
UAD 1176 Classic FET Compressorの基本
UAD 1176 Classic FET Compressorの主なパラメーターは以下の通りです。
- INPUT: 入力信号のレベルを調整します。
- RATIO: コンプレッションの比率を調整します。
- ATTACK: コンプレッションが始まるまでの時間を調整します。
- RELEASE: コンプレッションが終わってから、元のレベルに戻るまでの時間を調整します。
- OUTPUT: 出力信号のレベルを調整します。
これらのパラメーターを調整することで、様々なサウンドを作り出すことができます。
各パラメーターの役割
- INPUT: 入力信号のレベルを調整します。一般的には、コンプレッサーをかける信号のレベルに合わせて調整します。
- RATIO: コンプレッションの比率を調整します。高いレシオでは、より強いコンプレッションがかかります。
- ATTACK: コンプレッションが始まるまでの時間を調整します。速いアタックでは、信号の立ち上がりにすぐにコンプレッションがかかります。
- RELEASE: コンプレッションが終わってから、元のレベルに戻るまでの時間を調整します。速いリリースでは、すぐに元のレベルに戻ります。
- OUTPUT: 出力信号のレベルを調整します。コンプレッションによってレベルが下がった信号を、適切なレベルに調整します。
ゲインリダクションメーターの見方
ゲインリダクションメーターは、コンプレッサーによって信号がどれだけ減衰しているかを表示します。
メーターが大きく振れるほど、強いコンプレッションがかかっています。
UAD 1176 Classic FET Compressorの使い方
UAD 1176 Classic FET Compressorは、様々な楽器やボーカルに使用することができます。
ここでは、具体的な設定例を紹介します。
ドラム
ドラムに使用する場合、アタックを速く、リリースを遅く設定することで、パンチのあるサウンドを得ることができます。
- INPUT: 信号レベルに合わせて調整
- RATIO: 4:1~8:1
- ATTACK: 最速
- RELEASE: 遅め
ベース
ベースに使用する場合、アタックを遅く、リリースを速く設定することで、音の粒立ちを良くすることができます。
- INPUT: 信号レベルに合わせて調整
- RATIO: 4:1
- ATTACK: 遅め
- RELEASE: 速め
ギター
ギターに使用する場合、アタックを中くらい、リリースを中くらいに設定することで、サスティーンを伸ばすことができます。
- INPUT: 信号レベルに合わせて調整
- RATIO: 4:1
- ATTACK: 中くらい
- RELEASE: 中くらい
ボーカル
ボーカルに使用する場合、アタックを遅く、リリースを遅く設定することで、滑らかなサウンドを得ることができます。
- INPUT: 信号レベルに合わせて調整
- RATIO: 2:1~4:1
- ATTACK: 遅め
- RELEASE: 遅め
アタック、リリース、レシオの調整ポイント
アタック、リリース、レシオの調整ポイントは、楽器やボーカルの種類、求めるサウンドによって異なります。
色々な設定を試して、自分に合ったサウンドを見つけることが大切です。
UAD 1176 Classic FET Compressorの応用テクニック
UAD 1176 Classic FET Compressorは、様々な応用テクニックを駆使することで、さらに多彩なサウンドを作り出すことができます。
複数のコンプレッサーを組み合わせる
複数のコンプレッサーを組み合わせることで、より複雑なサウンドを作ることができます。
例えば、1176でコンプレッションをかけた後、別のコンプレッサーでさらにコンプレッションをかけることで、よりパンチのあるサウンドを得ることができます。
サイドチェーンコンプレッション
サイドチェーンコンプレッションは、特定の信号をトリガーにして、別の信号をコンプレッションするテクニックです。
例えば、キックドラムの信号をトリガーにして、ベースをコンプレッションすることで、キックドラムとベースの音域を分離することができます。
ニーの設定
ニーとは、コンプレッションのかかり具合を調整するパラメーターです。
ソフトニーでは、コンプレッションが緩やかにかかり、ハードニーでは、コンプレッションが急激にかかります。レシオ4,8がソフトニー 12.20がハードニーと言われています。
UAD 1176 Classic FET Compressorの注意点
UAD 1176 Classic FET Compressorを使用する際は、以下の点に注意しましょう。
- かけすぎに注意
- 音質の変化をよく聞く
- プラグインとハードウェアの違い
まとめ
UAD 1176 Classic FET Compressorは、使いこなすことで、サウンドをレベルアップできる強力なツールです。
この記事を参考に、ぜひ1176をマスターし、素晴らしいサウンドを作り出してください!
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